「中村くん、苦情が来てる」 編集長がそう言ったとき、俺はキーボードの上で手を止めた。止めてから、指がまだ置かれたままなのに気づいて、膝に下ろした。 「……はい」 「あとで話すから」 それだけ言って、編集長は電話を取りに行った。 * 苦情が来ている…
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